キミイロ



「佐山。俺の授業で騒ぐとは良い度胸だな…。」


ちっ……。爽太のせいだ。


「この問題を解いてみろ!」


バツイチオヤジはニヤニヤと気持ち悪い笑顔を浮かべ、
俺に黒板の問題を解くように命令する。


はぁ…。めんどくさ……。


でも、仕方ない。
俺は黒板の文字に目をやる。





< 82 / 189 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop