キミイロ



ふん。ざまぁみろ。


キーンコーンカーンコーン―――…


ちょうどその時、教室にチャイムの音が鳴り響いた。


俺は、そのまま自分の机に戻り、カバンをとって教室を出た。


早く、早く優美に会いたい。


公園へ向かう足が少しずつ速くなる。


優美……。


もう少しだ。もう少しで公園に着く。





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