キミイロ
第4章 命の期限
涙色の公園―優美side―
亮くんとケンカをして数日が過ぎた。
『はぁ……。』
私は、あの日から溜め息ばっかりだ。
どうしてあの時、もっと素直になれなかったんだろう……。
(「もういいわ。」)
亮くんの言葉が頭から離れない。
ボフッ―――…
私は枕に顔を埋める。
ゴメン…。
素直になれなくてゴメンね……。
好きなのに、
好きなのにどうして上手く行かないんだろう?
どうして…どうして…