1人2役!?~姫と真面目ちゃんに愛されて~



教室に入ると悠が席に座って焼きそばパンを食べてた。

悠好きだな~焼きそばパン…


「おう、美鳴!お前、俺の前だってさ。」


「え?って事は、窓側の後ろから2番目!?超最高~」


「美鳴~璃依、悠くんの横なんだけど…」


えぇぇぇえ!?それ、やばくない?


「美鳴がいるから大丈夫!」


「うん…ボロださないでよ?」



璃依があたしにだけ聞こえる声でそう言った。

ボロ出さないように努力します…



「そいつ、誰?」


「悠。初対面の人に『そいつ』なんて言っちゃ失礼だから!」


「はいはい。その女の子は、どちら様ですか…」


「南璃依。あたしの高校友達、1人目!ってか、親友。」


「南璃依って…トップのやつじゃん!」


「あたしと悠もだよ…?」


「そんなん、当たり前。けど、満点なんか取るやつ俺と美鳴と結愛くれぇだと思ってたから、ちょっと興味あったんだよね?お前に。」


「悠。そんな事言ってると結愛に妬かれそ。」


「ちょっと興味があるだけだって!一番興味があるのは、結愛の体。まだ、キスまでしかしてねぇし!」


「結愛って…彼女?」


「そ。超~カワイイんだ!」


「璃依にしてよ!」


「「はぁ!?」」

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