1人2役!?~姫と真面目ちゃんに愛されて~
みんなの注目を受けながらステージに上がったあたしたち。
あたしは、何でここにいるんだろ…?
「今回のトップ合格者は…この3人です!それでは、1人ずつ挨拶してもらいます!どうぞ~」
ちょっ学園長!聞いてないよ、そんなの!何も、考えてない。
悠も…そうだよ、ね?
「みなさん、おはようございます!ーーーーー」
えぇぇぇえ!?ちゃんと挨拶してるしぃ~どうしよ…
適当にするしか…ないよね?
「おはようございます。ーーーーー」
ん?あたしが挨拶しながら思った事は………
うるさい。悠と美鳴が挨拶した時は、『キャー!かっこいー!』『キャー!モデルのMinaじゃない!?』みたいな感じで、いい意味でうるさかったのに…今は、『何あれ?超~平凡じゃん!悠くんとMinaだけがトップでよかったのに~!』って…結愛のんがカワイイに決まってんじゃん!
でも…我慢。ここでぶちまけたら、悠にバレる…
我慢し続けて、やっと終わった入学式。
あたしたちは、教室に戻って席に着いた。
今日からあたしは、悠に猛アタックする。
それと同時に、浮気しないか監視する。