1人2役!?~姫と真面目ちゃんに愛されて~
「悠。帰ろ!」
「おう。」
帰り道で美鳴に確かめよ。ここだと、クラスのやつに聞かれるからな…
俺と美鳴が教室を出たとき、誰かに呼び止められた。
「お~い!片瀬と神崎~ちょっと待て!」
担任だ。なんだよ、めんどいなぁ…
「なんすか、担任?」
「2人共、学園長室来い!話がある。」
そう言われて、仕方なく俺と美鳴は学園長室に来た。
「入っていいぞ~!」
中に入ると、美鳴のママさんがいた。学園長なんだから、当然だよな…
「何~?話って!美鳴、これから仕事なんだけど!」
「すぐ、終わるから。璃依ちゃんは?」
「ちょっと前に帰った。」
「じゃあ、璃依ちゃんには美鳴から話しといてね?」
「うん、分かった。」
「おばさん。早く話終わらせてよ?今から俺、初仕事。」
「あなたたち、生徒会に入りなさいね?」
「「はぁ!?」」
「他のメンバーはあなたたちで決めていいから、美鳴と悠と璃依ちゃんは絶対よ~」
「美鳴、生徒会なんて無理!もうすぐ専属モデルになれそうだし、忙しいもん。」
「俺だって、人気になるために頑張んなきゃいけねぇのに無理!」