1人2役!?~姫と真面目ちゃんに愛されて~
『はいは~い!何?愛梨ちゃん。今、ボイトレ中!』
「ちょっと、時間いい?」
『うん。今から休憩にするから大丈夫だよ!』
「結愛ちゃん…悠と別れて。」
『はぁ!?無理だよ。あたし、悠の事好きだもん!』
「じゃあ、南璃依として学園に通えなくなるけど、いいの?」
『うっ………悠と別れる。』
「そんなに、落ち込まなくても大丈夫よ♪悠が私の言うこと聞いてくれたらまた付き合ってもいいから!」
『そうなの!?じゃあ、結愛からもさりげなく言ってみるね♪』
「バレないようにね?」
『ママさん譲りの結愛の演技力を舐めないでよね!』
「じゃあ、頑張って~」
『はいは~い!』
よし、これで結愛ちゃんもOK!
あとは…何するかな?
あ!アレにしよ!
「もしもし。豹?大至急、学園長室に来なさい!」
『えぇ~さっき、行ったじゃないですか?』
「来ないと、クビにするわよ?」
『すぐに行きます!あと、3分で着きます!』
「んじゃ。」
ガチャ
「学園長~何すか~?」
「2分40秒。よくやったわ。で、豹って元ヤンでしょ?昔の仲間とか集められる?」
「たぶん…集められると思いますけど……」
「何人くらい?」
「結構、仲間いたんで…100人くらい集まるんじゃないっすか?」
「じゃあ、5人ずつに分けて主に通学中を狙ってちょうだい。学園内で暴れられると厄介だから。」
「誰を狙うんすか?」
「片瀬悠よ。」
「片瀬…っすか?」
「そ。私がいいって言うまでね?お仲間さんたちには、1人1万払うと言っておいてちょうだい。」
「でも…片瀬って…学園長の甥っ子ですよね?それに、モデル…」
「やらないなら、クビよ。」
「やります!」
「よろしくね~」