1人2役!?~姫と真面目ちゃんに愛されて~



こんな日々がかれこれ1週間続いた。



今日は保健室に行かないみたい…



今が…説得するチャンスだよね…?



「悠くん、いいかげん生徒会入ったら?トップ3人共が入らないと、話進まなくて…意地張るのやめた方が、楽になると思う。」

「お前に…なにが分かるんだよ……」

「何も分からない…分かりたいとも思わない。悠くんは、自分で自分を傷つけてるだけだよ…周りに心配もかけてる。結愛ちゃんだって…」

「結愛の事は言うな…もう、終わったんだ…今の俺には何もないんだよ。正直、生徒会に入らないだけでこんなになるとは思わなかったけどな…ははっ」



パーーーン!



「…っ……何すん…」

「何もないとか言うな!悠には、結愛だって美鳴だって…璃依だっているじゃん!悠が愛梨ちゃんに謝って生徒会に入ったら、全部終わるの!結愛とだって…うわぁぁぁぁぁん………」

「ちょっと悠!何、璃依泣かせてんの!?」

「俺、泣かせてねぇし!こいつが勝手に泣いたんだよ。」

「勝手に泣くわけないでしょ!?璃依に謝って!」

「はぁ!?なんで…俺が……」

「え?悠!どうしたの!?」

「…………………」

「璃依!保健室に運んで!あたし、先生に言ってくるから。」

「…………悠が………」

「璃依!早く!」

「…………悠が…死んじゃう…!」

「璃依、しっかりして!今、悠を助けられるのは璃依しかいないんだよ!?」



そうだ…





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