お嬢様と執事の恋愛。
〖椋〗

3年間愛恋に会いたくてがんばった。

15になった愛恋は綺麗になってて俺はこんな綺麗な子の執事なら周りの執事に羨ましがられる事100%だと思った。


「愛恋3年間何があった?」


もし彼氏がいたとか、今付き合ってる人がいるとか言ったらどうしよう。
俺どうにかなっちゃうよ。


「椋を待ってた。毎日。」

「そうか…。」

なんかうれしかった。

最高の答えが返ってきて。


「ねぇ何で突然消えたの?」

「聞いてないのか?」

『何?』と首をかしげる愛恋はホントに何も知らないらしい。

「1から話すと長くなるぞ。」


それから全部話した。

誕生日会の後悠太君と親父に呼ばれて『愛恋とずっと一緒にいたいか。』と聞かれ「はい。」と答えたらフランスに飛ばされたこと。

ついて知った執事になるための学園に入学すること。

1年くらいしてから知った愛恋の執事になること。

1ヶ月に一回の悠太君の手紙で愛恋の荒れまくりの状況を知った事。

本当は16まで勉強する予定だったのに1年早く卒業するためにめっちゃ勉強したこと。


愛恋も学校の事色々話してくれた。

それに彼氏もいないって。

それを聞いて俺一安心。



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