お嬢様と執事の恋愛。
それから愛恋がシャワーを浴びている間に食事の片づけをした。
洗い物が終わって少しして愛恋が出てきた。
「ねぇ髪乾かして。」
「あっうん。」
予想外の展開。
愛恋の髪を乾かす日が来るなんて思わなかった。
「あ~ラク!痛まないように乾かしてね。」
その辺は大丈夫。
ちゃんと勉強してきたから。
「愛恋の髪ってさサラサラだね。」
「ストッパーかけてるからね。」
「黒髪の愛恋も好きだし、赤い時も可愛かった。金もよかったなー。」
「何で?何で知ってんの?」
俺は愛恋の事なら何でも知ってる。
悠太君のおかげだけど。
「悠太君がたまに写真送ってくれたんだよ。」
「愛恋には何もなかった。」
愛恋が膨れてる。
かわいい。
今愛恋が俺の彼女だったら完全に食ってる。
でも今は我慢。
そうもう少ししたらちゃんと伝えるから。
「愛恋が好きだよ」
って。