お嬢様と執事の恋愛。
「お嬢様離れてください。」
「嫌。」
「やり難いです…。」
今俺は朝食の準備中。
愛恋に抱き着かれた状態で料理中。
周りのお手伝いさんの目が痛い。
「お嬢様、朝食の準備ができました。」
フランスで毎朝作ってた時は15分位で出来てたのに今日は30分もかかった。
「ん~おいし。」
「そう言っていただけて何よりです。」
「椋も食べなよ。」
「いえ…私は後で。」
そしたら愛恋が『そう…。』って言った後『明日からあたし部屋で食べる。』と言った。
そうか…。
部屋の方がいいんだ。
そのあと着替えた愛恋を学校へ送っていき、自分の荷物を整理しているうちに迎えの時間になった。
運転してるのは田村さん。
愛恋専属の人。
俺も小学校の時はよく乗せてもらった。