お嬢様と執事の恋愛。
〖椋〗

今愛恋が作ったシチューを食べてる。

ホントに作ってくれた。

なんか照れる…。

でも愛恋がおかしい。

さっきから急にバタバタし始めた。

「どうした?」

「あ~パーティー入ったの。取引先の息子さんの誕生日だって。」


そうか。

でも化粧濃くないか?

いつもはつけまもしないのにまつ毛がバサバサになってる。

それにドレス。

ショート丈で露出が多い。


「食べ終わったらさっき買ってきたやつに着替えて。」

「俺も行くの?」

「当たり前でしょ。」


それからすぐ出発。

車の中でもメイクしてる。

体にキラキラしたやつ塗ってる。

エロいよ。


「お嬢様露出が多すぎませんか?」

「そぉいつもこんな感じだけど。」


いつもなのか。

コートを着てても肌がいっぱい出てる。

こんなのをいつも着てるなんて…。


「お嬢様。」

手を差し出すとにっこり笑った愛恋。

愛恋がその時言った事。

俺にはちゃんと聞こえた。


「今日のドレス椋の好みでしょ。ガンバちゃった♡」




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