お嬢様と執事の恋愛。
いつもとは違う愛恋の声。
誘ってる感じ?
色っぽかった。
「ほら早くいくよ。」
フリーズしてた俺にそういった愛恋は悪魔のほほえみだ。
「愛恋ちゃん綺麗になったね。」
「うちの娘にならないかい。」
「もしよかったら僕と付き合ってください。」
さっきからずっとこの調子。
それを笑顔で「ありがとうございます。」って受け流してる。
すごいな。
こんなにモテるんだ。
俺も危機感。
「椋ちょっと…。」
陰に呼ばれた俺。
「あと少ししたら抜けたいの。だからテキトーに理由作ってね。」
それだけ言って戻ってったお嬢様。
どうしよう…。
目で早くしろって言ってる。
そんなに帰りたいのか。
「お話し中に申し訳ありません。お嬢様次の予定がございますのでそろそろ…。」
「そうね。木村さん申し訳ないんですが…。」
「いいよ。また会おうね愛恋ちゃん。」
「はい。ありがとうございました。」
会場の人にあいさつしてから出てきたお嬢様
お嬢様…?