お嬢様と執事の恋愛。
髪を乾かし終わってもまだ膝の上にいる。
「お嬢様降りてください。」
さっきの事を反省してかすぐに降りた。
俺は隣に座った愛恋の髪をいじりながら話してみた。
「愛恋の髪ってきれいだよね。メッシュも可愛いし。」
「…。」
何もしゃべらずホットチョコレートを飲んでる。
だから後ろから抱きしめてみた。
「愛恋…。」
「…。」
反応なし。
普通の中学生だったら『やめてっ』とかなってるはずなのに。
やっぱ愛恋は素直じゃない。
だから俺も強硬手段に出た。
「こっち向いて。」
「ん…。」
振り返った瞬間にキスをした。
でも嫌がらない。
俺当たって砕けます!!!
「愛恋好きだよ。ずっと前から愛恋が好き。」
「りょ…。」
「本当は昨日言いたかった。ごめんな。」
「うん。」
「俺のものになってくれる?」