お嬢様と執事の恋愛。
えっ?
「もう一回言って聞こえなかった。」
「だから嫌だって。」
は?
だって今キスしたよね。
嫌がらなかったよね。
気持ち通じたんじゃなかったの?
「何で嫌なの…。」
「愛恋は誰の物にもなるつもりはない。」
あっそういうことですか。
わかりました。
って納得してる場合じゃない!!
「じゃ、どうすれば?」
「椋が愛恋の物になれば?」
「嫌だよ。」
交渉決裂。
「しょうがないな~愛恋の彼氏にしてあげる。」
「それはどうも。」
「素直すぎてつまらない。」
そういって膨れる愛恋にキスをした。
2人の関係が幼馴染でもお嬢様と執事でもなくなって初めてのキス。
「うわ…甘…。」
「ホットチョコレート飲んでたから…。」
俺らはこれから幼馴染でありお嬢様と執事であり恋人なんだ。
1番の心配事は執事の仕事中に愛恋どうにかしたいと思わないように制御できるかだ。
毎日が拷問になりそうだ…。