とりあえず「好き」。
そして海の日当日―――。
「…………な、なんで」
「こっちの台詞だ」
「なんでアンタがいるのよー!」
なぜ、アイツがいるの?
安藤 潤樹…………
「莉々菜ちゃんごめんね?
俺莉々菜ちゃん来るって知らなくて…」
慌てて優羅を見る。
「あたしも知らなかったよ!
まさか潤樹くんいるなんて…」
「もういい、わかった。」
「めんどくせぇしさっさと行こうぜ」
こ の 野 郎〜〜〜〜〜…!
「ほんっとにごめんね」
優羅が小声で謝る。
んー、前ほど嫌じゃないのはなんで?
確かに態度も変わってないし、
俺様加減も健在中。
あいちゃん魔法にかかっちゃったのかな?
「気にしないで。全然大丈夫だから」