あなたがいたという記憶
修学旅行
五月三十一日
朝4時に私は目覚めた。
今日から修学旅行。
なんだか不安だ。
はじめての行事で1人ぼっちだったらどうしよう…
もし、置いていかれたら…
考えると怖くなるので楽しむことだけを考えた。
でも、修学旅行の中での自分の中での一番のイベントは
高橋くんとの肝試し。
もし、土壇場になって断られたらどうしよう…
そんな不安は、楽しむことをいくら考えても消えなかった。