青春-甘くて苦い物語-
と、思いながらも6時間目になってしまった。
ヤバい、もうすぐ帰る時間やん。
沙理奈が近づいて来た。
「2人とも両想いなんやろ?」
「うん。」
私は哲哉の方を見ながら返事をした。
「じゃあ付き合いなよ!」
「うん…。えっ!?」
「みんなー!愛羅と林が付き合うことになったで!!」
「ヒューヒュー、おめでとう!」
みんなが私たちにおめでとうと言ってくれた。
「付き合うってことでいいんやんな?」
哲哉が聞いてきた。
「うん!」
自分の口から言うことは出来なかったけど、
沙理奈のおかげで付き合うことができた。