青春-甘くて苦い物語-
恋心
今日は学校の行事で近くの
ホールに劇を見に行く。
そんなに楽しみじゃない。
「バスの座席決めるよー!」
先生が指示をしながら座席が決まっていく。
座席は班ごとに分かれている。
えーっと、1班はー…。
あ、哲哉と離れてる…。
って何考えてるんだ、私。
「あーぁ、お前と席近くないな。蹴れへんやんw」
林が私に喋りかけた。
「蹴るなよw」
「嫌だね。」
「意地悪、林と離れられてよかったわw」
「そうか」
席が離れたことを少し残念に思いながらも
強気で答えた。