キミとの距離







「・・・・・・ごめん、大丈夫だよ」





部屋にはいって落ち着いたのか

芽衣は俺から離れた



隣に座っている俺から逃げるように





久しぶりにこんな近くに芽衣がいて

久しぶりに優しい匂いがして

すげぇ、抱きしめたくなった






「・・・・・・なんで、ここにいるの?」





俺の目を見ない芽衣





「・・・・・・芽衣に、逢いたかった」




そんな本音も出てしまった

本当のことでしかない






もっと芽衣の近くにいたい

もっと芽衣と一緒にいたい




・・・・・・でも、そういうのには

言わなきゃならないことがいっぱいありすぎた





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