キミとの距離
「ジュンくん!」
後ろから嫌な声
俺の耳はもうこの声を完璧に拒否している
「久しぶりの撮影だね!」
・・・・・・久しぶりなのは
お前と週刊誌に取り上げられて怒られたからだけど?
「休んでる間、なにしてたの?」
「・・・・・・俺、トイレ行ってくるわ」
俺は長谷川 雛乃から逃げるように
トイレに逃げ込んだ
「純ー、あれはないだろー、可哀相じゃん」
「・・・・・」
トイレに行くと後ろから
泉が追いかけてきた