キミとの距離
「・・・・・・・・・・・芽衣ッ!」
そうだ
ここは芽衣がいつも来ている
コンビ二の近く
この前逢ったときも
このへんだった
なんで、気付かなかったんだ?
「・・・・・・ちょっと!ジュンくん!」
後ろに聞こえた長谷川 雛乃の声を無視して
俺は走り出した
向こう側の姿も、俺から逃げるように
走っていたけど
「・・・・・・・・どうなっても、知らないからね?」
後ろで長谷川 雛乃がそう言ったのなんて
気付くはずもなかった