キミとの距離
「・・・・・ど、どうしたの!?純・・・ッ」
いっこうにこっちを向いてくれない純
その足が向かった先は・・・・・
「・・・・・・玄関?帰るの?」
「・・・・・・さぼりろうよ、一緒に」
純が真っ直ぐこっちを向いて話した
そんな顔で見られたら返事なんて決まってる
「・・・・・・・・うんッ」
カバンも全部教室に置きっぱなしだ
ポケットには携帯だけがはいってる
・・・・・・・それでも、いらないよ、何も
この繋がれている純の手だけで
「・・・・・・・・俺んち行く?」
「・・・・・うん」