キミとの距離
こんな犯罪まがいのことやったって
平気な理由があった
雛乃の母親は事務所の社長で
もし、警察沙汰になったって
いざとなったら金はいくらでも払える
「・・・・・・純、彼女いんの?」
話し終わって泉が問う
「・・・・・・・」
「・・・・・俺はいるよ。まぁ、当然隠してるけどさ」
「俺もいるけど・・・」
不安だった
この話聞いて次は自分かもしれないと思った
「・・・・・お前、まじ気をつけろよ」
泉は真剣な目で言った