図書館LOVE☆
そして、四人目は
私と同じく乗り気じゃなさそうな
雰囲気を出している男だった。
「…よろしく。」
桜井斗真( サクライトウマ )。
彼は透き通った声でそう言った。
鼻がスッと通り切れ長の目。
はちみつ色の髪を
ふわりとセットした、
桜井斗真の雰囲気は
なんとなくだけど、雅ににていた。
合コンはどんどんと進んだ。
メールアドレスを交換したり
席替えをしたり。
私はたまに話し掛けられたけど
そっけない返事ばかりをしていた。
時間が過ぎていくうちに
もりあがり、なかが深まって
いくようだった。
私と桜井斗真を除いては ‥ ─ 。