図書館LOVE☆






強く、力のある目で
私を見詰める桜井斗真。

その目につい吸い込まれて
しまいそうになるくらい‥ ─。




「あ、の…こんな質問してごめんなさい」



「運命は必然的らしい。自分で作っていくものだって」



こんな言葉、
どこかで聞いた気がした。


あ、そうだ…
図書館で偶然見つけたあの本。


こんなにも同じことを
言ってくるひとがいるのかと
少しビックリした。




「は、はあ。」




私はコクりとうなずく。
すると能天気な廣田亮平が
口を開いた。





「俺も運命あると思うぜ~?こうやって会えたのも運命ってわけよ!」






< 18 / 52 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop