図書館LOVE☆
強く、力のある目で
私を見詰める桜井斗真。
その目につい吸い込まれて
しまいそうになるくらい‥ ─。
「あ、の…こんな質問してごめんなさい」
「運命は必然的らしい。自分で作っていくものだって」
こんな言葉、
どこかで聞いた気がした。
あ、そうだ…
図書館で偶然見つけたあの本。
こんなにも同じことを
言ってくるひとがいるのかと
少しビックリした。
「は、はあ。」
私はコクりとうなずく。
すると能天気な廣田亮平が
口を開いた。
「俺も運命あると思うぜ~?こうやって会えたのも運命ってわけよ!」