図書館LOVE☆
「いいこというじゃん、亮平」
「俺はいいことしか言わないからな~」
金井健斗の言葉に調子を
乗らせた廣田亮平の一言で、
場があたたかくなった。
合コンは終わり家にかえる。
方向が同じだった
私とあやめ、廣田亮平と桜井斗真は
一緒に歩いていた。
でもあやめは廣田亮平の
ことがやはり気になってるようで
二人で歩いていて
結果、私と桜井斗真
二人で歩くことに‥─。
「合コンなんて、つまんねーよな」
「うん。来たくなかったの」
「俺もそう。」
ハハッ、と桜井斗真が笑った。
その笑顔はとても柔らかくて
つい見とれてしまった。