図書館LOVE☆
その彼が待っていると思うと
なんだか学校も楽しくなった。
放課後になれば逢えるんだ。
そればかり考えて
「衿奈、最近よく図書館いってるよね?どーして?」
「えっと…勉強したくてさ!集中したいんだよね~」
「ふう~ん…」
あやめは私に怪しい目線を
送りながらもバイバーイといい
廣田のもとへ向かった。
私は今日も図書館へ向かう。
図書館への足取りは
いつも軽い。スタスタと歩く。
そして、いつもの本を開く‥ ─
すると驚いたことに
いつもと違うことが書かれていた。
"なあ、俺がどんなやつたか知りたい?俺はお前が誰だ知ってるよ。"
ど、どういうこと?