図書館LOVE☆






私が図書館をあとにして
近くの土手に座っていたら、

後ろからあやめがやってきた。




「土曜日も、図書館?」


「ま、まあね!」





あやめは、私の怪しい反応を見て
むうっと頬っぺたを膨らますと
ゆっくりと近付いてきて
私の頬っぺたをぎゅうとつねった。




「ひ、ひはひよ~」




「私にぜんぶ話しなさい!隠し事はなしなんだからね~!」






そう言ったあやめは
わたしがコクコクと頷くと
手を離し隣に座った。


心配したんだからね
そう小声で呟いてたあやめ。
また、心配かけてたんだね。






「…話しにくいこと?」




「えっと、うーん…」





「じゃあ、私から話すよ」






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