図書館LOVE☆
目の前の光景が
信じられなかった。
だって、あり得ないよう人が
目の前にいたんだから…
「桜井…くん?」
合コンのあの日に出逢った
桜井斗真だった。
「ほら、知ってたでしょ?」
そうすると、フワリと微笑んだ。
あのときの桜井斗真の印象とは
全然違う。
だっていきなり抱きついてきたり
そんな感じしなかったし…
私はまだこの現状を飲み込めず
おどおどとしていた。
本の中の彼が桜井斗真…?
信じられないよ。
でもあのとき、確かに
あの本にかいてあることを
言っていた。
"運命は必然的らしい。" と。