図書館LOVE☆
「強引なんだね…いがいと。」
「欲しくなったら、どうしても諦められないから。」
耳元で聞こえた彼の声は
甘く、色気のある声で
私の脳内をピンク色に染める。
気付かぬうちに出逢っていた彼と
こんなちっぽけな図書館の中の
なん万冊という本の中で
しおりを通じて再会した。
しおりを書かなければ
会っていなかったんだね。
これこそ必然的なのかも…。
まるで、人間の世界と同じだなって
心で思った。
私はもう前に進まなきゃならない。
前を向いて歩き始めよう。
図書館からはじまった
新しい出逢いを
第一歩に‥ ─── 。