図書館LOVE☆




頬が、顔が、体が
カァーっと赤くなるのがわかる。

本とに…こいつはなんなんだ?
みんなの前でこんなこと
してくるなんて…恥知らずだよっ!






「これで、衿奈は俺のもんって証明。昼休み屋上来いよ?じゃーな。」






そしていつものように
ポンポンと頭を撫でて
斗真は去っていった ‥ ── 。

もお、こいつといたら
心臓がもたないよ。

キスをされた自分の唇を
指でなぞる。




「衿奈、斗真くんめちゃかっこいいじゃん!」






「こんなの…恥ずかしすぎる…」







恥ずかしく感じるのは
すきという気持ちよりも
羞恥心が勝ったからなのか‥ ─。

私は自分の頬をてでおおう。






< 43 / 52 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop