図書館LOVE☆
頬が、顔が、体が
カァーっと赤くなるのがわかる。
本とに…こいつはなんなんだ?
みんなの前でこんなこと
してくるなんて…恥知らずだよっ!
「これで、衿奈は俺のもんって証明。昼休み屋上来いよ?じゃーな。」
そしていつものように
ポンポンと頭を撫でて
斗真は去っていった ‥ ── 。
もお、こいつといたら
心臓がもたないよ。
キスをされた自分の唇を
指でなぞる。
「衿奈、斗真くんめちゃかっこいいじゃん!」
「こんなの…恥ずかしすぎる…」
恥ずかしく感じるのは
すきという気持ちよりも
羞恥心が勝ったからなのか‥ ─。
私は自分の頬をてでおおう。