図書館LOVE☆
手が震えて顔から血の気が
引いていくのがわかった。
そんな風に思われてたんだね、私…
「半年付き合っててヤった回数三回ってどうよ。」
やだやだやだ…聞きたくない。
私は震える手で耳を塞ぐ。
私は偽物の雅を見ていたの?
ヤり目だったの?
私は大好きだったよ。
ねえ、貴方は私のこと
どういう風な目で見てた?
好きだったの…?
視界がぼやけていく。
あ、私泣いてるんだ…。
こんな男のために
涙ながしてる。
一粒の雫が私の頬を
つたったとき、
頭の上から誰かのブレザーが
ふさっと被さった。