図書館LOVE☆




私は驚いてそのブレザーを
とろうとしたけど、
誰かに抱き締められて防がれる。



「だ、だれっ?」


「シー。動くなよ。」





斗真…?
優しい声がブレザーの外側から
聞こえる。

私は抵抗をやめて
静かに斗真に抱き締められたままで
いた。

彼は暖かくて優しくて
大きな胸で私を包んでくれる。





「ここで待ってて?動くなよ?」





私はブレザーを被ったまま
その場に座り込んだ。






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