瞳の奥をのぞかせて
「えっ??」
「今までは声かけづらかったんだけど今日大城さんと話してる姿見ていつもとは違って表情が柔らかかったから。はなせるかなって」
「いいんですか?」
「うん!四人しかいないんだから仲良くしようよ!」
咲揮が馴染めはじめて数分後に弥薇局長が帰ってきた。
「遥ちゃん!みんなと話せた!」
「やっとか??」
「うん!」
「よかったな。」
二人の微笑ましい姿に鈴本さんと徳川さんが
「あの二人って仲いいよね。」
「弥薇局長も弥薇さんもなんか微笑ましいわね。」
そんな話をしていると男性社員の人達が戻って来た。
「なになに?遥揮くんと咲揮ちゃん微笑ましいねぇ!」
こんなことを言っているのはこの局一の年配者の結城さんだ。
「あー!結城さん明日ミーティングやりたいんですけど。」
「そうだなぁ。課題出してから2ヶ月だしな……いいんじゃないか?」
「じゃあ明日午後一でどうですか?」
「おし!了解した!」
「明日ミーティング!?頑張んなきゃ!」
徳川さんはそう行った。
「ミーティングって嫌じゃないの?」
私は咲揮に聞いた。
「遥ちゃんはアメと鞭が上手だから厳しくした後は褒める!みたいな?」
「へぇー」
まだまだ分からない事だらけだ。
「大城はまだ入ったばっかりだから明日のミーティングは流れだけ掴んで欲しい。」
「わかりました。」