下り坂
冷たい過去
「暇~」
日曜日。
学校もなく机の上でボーと過ごす。
勉強しなくちゃいけないとは分かってるものの、
なかなか手が進まない。
「ねぇ、真里~」
「何??」
お姉ちゃんが甘えた声で私を呼ぶ。
こういう時はたいがい、
私をパシリに行かせる時に見る傾向だ。
「真央、アイスが食べたいな~」
「自分で行ってきたら」
「そこをなんとか!!
真里様仏様、お願いします!!」
まぁ暇だしいっか。
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