下り坂


店員がびっくりしたような目で見てくるが、

そんなの無視。



「また、遊びに行くから…」


「私も、また東京もどってくるよ」


「彼氏出来たら連絡よろしく!!」


「愛莉こそ!!」



結局は、
愛莉の望んだとおり笑顔でさよならできた。


大親友の愛莉と、
生まれてからずっと一緒だったこの町もこの夜、

長いお別れをする。


さよなら皆…。




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