下り坂
「なんか暗くない??」
「田舎だもの。街灯も少ないのよ」
確かに、私達が歩いている道は街灯がなく、
その先に見える大きな道路に1つあるくらいだ。
なんか不気味…。
横をちらっとみると畑があり、
みかんの木の間に井戸がある。
「あ、あぁ…」
「何よ変な声だして」
「い、井戸…」
「そりゃぁ井戸くらいあるわよ」
私は昔からすごい怖がりで、
こういうのほんと無理。
この島で最初に精神的にダウンしそう…。