下り坂


もう辺りはだいぶ暗い。

ここで迷子になったら私、確実に死んじゃう。


来た道を一回一回確認しながらコンビニに向かう。



「よかったぁ」



コンビニの灯りにホッとし、

とりあえず中に入る。



「あれれ~??真里ちゃん??」



またこの声…、まさか、



「佑さんっ!」


「こんばんは」



にっこりと笑ってみせる。

しかし今日は他の不良はいないみたいだ。



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