Love Side 
品物を受け取り店を出ると、


息を切らせた姫川さんが立っていた。


「姫川さん?どうして、」


「伝言聞いて、店の方に靴取りに来たら電話を入れて貰えるように頼んであっ

 た。」


「どうして?」


「会いたかったからじゃあ駄目かな?」


/////姫川さんの真っ直ぐな笑顔が余りにも眩しくて、


目をそらさずにいられなかった。



「良かったら食事に誘ってもいいですか?」

昨日と同じ照れ臭そうな彼がそこにいた。

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