Love Side 

2.厄介な日

「おはようございます。串枝先輩

 昨日はごちそうさまでした。」


綾波春日が声を掛けてきた。


「いいえ、私も楽しかったわ。」


「本当ですか?じゃ、今度給料出たらごちそうさせてください。」


「初任給は大切にしなさい。」


「だから、先輩にご馳走したいんですよ?」


昨日と同じ笑顔をあたしに向ける。


なんていい子なんだろう、


こんな事付き合ったらあたしは変われるかもしれない。


「じゃあ、期待して待ってるわ。」


彼は、嬉しそうに!


「任せてください!」


と弾んだ声を出した。


この時あたしは、春日に特別な感情を持った。





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