Love Side 
会社からやや離れたワインバ-は、

やや、ム-ドのある落ち着いた雰囲気だった。

課長の隣に奥さんが座り、

向かい合わせに綾波とあたしが座った。

「今日は結婚記念日なんですよ。」

と笑顔で話す奥様は、幸せそうだった。

「それじゃあ、僕達はお邪魔じゃあないですか。すみません。」

「いいえ、二人じゃ、会話が続かなくって、

 だって毎日一緒に暮らしてるんですものそんなに話しは無いわ。

 あなた方のような恋人同士とは違うのよ。」

ちらりとあたしを見て、

ふふっと笑った。

ドギマギとして視線をそらす。

「初々しいのね?」

「あの、未だそういうんじゃないんです。これから口説くつもりです。」

綾波はあたしの手を握りにっこりとほほ笑む。

!!はあぁあたしこの最悪の状況でこの男に告られてる?

「あ、綾波くん何言ってるの?」

ちらりと

課長を見ると笑いをこらえているのが分かる。


なんなのよ~

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