Love Side 
「すみません、勝手なこと言って。」


あたしは腹を立てていた、


勝手なことを口走る綾波春日に


あの状況にあたしを座らせ、反応を楽しんでいる課長にも。


「綾波君、あたしと付き合いたいの?」


「え?」


何言ってるんだこの女と言う顔をした。



「もおっ冗談でああいうこと言うなら軽蔑する。」




「ふ~ん」


綾波の態度がコロッと変わった。


「俺が何も知らないって思ってるの?

 あの場から出られるようにしてあげたんでしょ。」


「何のことよ!」

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