Love Side 

4.揺れる心

あたしはぐんぐん手を引かれ、気づくと


春日の部屋の前まで連れてこられていた。


「あ、ねえ、ちょっと待って、、あ、、綾波君、、」


「待てませんよ。」


「で、でも、、、まだ、、」


いつも、直ぐにはやらせない。


がっついて見られるのも嫌だったし、何より焦らした方が


自分を有利な立場に置ける。

なのに、


「つき合うんでしょ、ならいいですよね。


 俺早く串枝さんを俺のものにしたい。


 過去を、課長をあなたの中から消し去りたいんだ。」


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