Love Side 
きしんだ音を立てるベッドの上で、


二人は何度も求めあって、


何度も昇りつめ果てて行った。


脱力感と、倦怠感にまみれながら


隣で自分を抱きしめたまま春日を見ていた。


この子どものような寝顔の男に


あたしは夢中になってしまう。


そう予感していた。


行為が終わった後も愛おしい気持が止まらない。


今までに味わったことのない充実感と満足感。


とめどない幸せに心が震えていた。







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