Love Side
5 疑惑
春日とは、そのまま、付き合うことにした。
何より、あたしの方があの夜以来彼を手放せなくなった。
彼の明るさと、自由さが、
今までのあたしの滞った部分を浄化してくれているようだった。
「串枝君、俺これから横浜まで出張なんだけど、何か欲しいものある?」
係長に声を掛けられ
「え?」
と驚くと
「この間、残業させちゃった借り返したいんだけど?」
「あ、じゃあキタムラのバッグ。」
「え、」
「な-んてうそですよ、かりん糖みたいな中華菓子知ってますか?ネジネジの
あれ大好きなんです。みんなの分もたくさん買ってきてくださいね?」
にっこり笑う。
「串枝君て変わったね?」
「え、どうしてですか?」
「あ、いや、買って来るよ沢山。」
「はい、楽しみにしときます。」
係長が言った意味あたしも自分で分かってる。
棘が無くなったんだと思う。
春日との日々があたしを大らかにしてくれている。
何より、あたしの方があの夜以来彼を手放せなくなった。
彼の明るさと、自由さが、
今までのあたしの滞った部分を浄化してくれているようだった。
「串枝君、俺これから横浜まで出張なんだけど、何か欲しいものある?」
係長に声を掛けられ
「え?」
と驚くと
「この間、残業させちゃった借り返したいんだけど?」
「あ、じゃあキタムラのバッグ。」
「え、」
「な-んてうそですよ、かりん糖みたいな中華菓子知ってますか?ネジネジの
あれ大好きなんです。みんなの分もたくさん買ってきてくださいね?」
にっこり笑う。
「串枝君て変わったね?」
「え、どうしてですか?」
「あ、いや、買って来るよ沢山。」
「はい、楽しみにしときます。」
係長が言った意味あたしも自分で分かってる。
棘が無くなったんだと思う。
春日との日々があたしを大らかにしてくれている。