Love Side 
春日を愛し始めていたあたしにとって、


まるで裏切られたような気持ちになっていた。


初めから分かっていた事なのに


あたしは2番目の女なんだと。

「春日。」


あたしはわざと声を掛けてやった。


「ああ、萌香外だったの?」



「うん、いろいろ買いに行ってた。」


「総務は大変だね。ご苦労様。」


「そんなでもないよ、春日こそラボから休み時間以外に出てくるの珍しいよね」



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