Love Side 
「いやですよ、あたし。」


「綾波にも頼んだから。」


「は?何で春日を。」


「つき合ってるんだろう。」

「はあ、まあそうですけど。」


ムッとしたような顔する課長に、あたしもムッとする。


「ホ-ムパ-ティみたいなもんだ、とにかく来い。」


引っ張られて課長の車まで来ると春日が待っていた。


「なんで、いるのよ?」


「やあ、一人で行かせるのは可愛そうかなあと思って。メシも貰えそうだし、」


エサがもらえりゃシッポ振るあんたは犬か?


あたしは呆れる。


< 48 / 125 >

この作品をシェア

pagetop