Love Side 
あの日の再現のように、また係長から残業を言いつけられた。

今日の会議禄と、通達文書の作成だ。

「係長。あたし今日都合が、、、。」

困った顔をする係長に、

「速攻やります。貸してください。」

カタカタカタ、、、

会議長かったはずだ、こんなに採決時効があったなんて、

終わるかな?7時、、、

カタカタカタ、、、

少しずつ焦って来る。もし間にあわなかったらどうしよう。

この機会を逃したら二度とチャンスは無いような気がする。

春日のくれた最後の時間そんな気もしていた。


カタ、タン!!

「終わりました。」

「ありがとう。後はやるから行って!」

「係長。」


「大切なことなんだろう。急いで!!」

「はい、ありがとうございます。」

もう8時を回っていた。春日は待っていてくれるだろうか?

制服のまま何も持たずに走り出した。

春日。

あなたに会うために。
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