Love Side 
「係長、あ、川崎志龍さん。お気持ちは嬉しいのですが、

 今は誰ともそういう気持にはなれないんです。

 あなたは事情も御存じですよね。」

川崎さんは。フっと笑って、

「そうですよね、でもあきらめなくてもいいですか?

 また、告白しますから。」

「あたしなんかそんな価値あるんでしょうか?」

「価値なんて、あなたは素敵な人です。強くてでも、脆い。

 また、食事誘います。」




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